函館市街全図 最新版

1925年(大正14年)
発行/髙木捨次郎、出版/髙木東亜堂、折図(縮尺1:15000)、39×53cm

函館で発刊された古地図。市街地の道、鉄道・電車線路、神社や学校の位置が子細に描かれている。
電停「大門前」付近に「遊郭」が確認でき、現在の「高砂通り」や「音羽通り」が町名であったことが分かる。「函館駅前」は「停車場前」と表記され、電停「若松橋」も確認できる。
亀田川が現在の白鳥橋(ときわ通)から分岐して、亀田八幡宮・ガス会社・万年橋を経て函館港へ注ぐ旧亀田川も明確に描写。亀田八幡宮に太鼓橋が残っているのはそのため。
現在の電停「五稜郭公園前」は当時から五稜郭付近ではないにもかかわらず「五稜郭」であった。湯川方面はまだあまり区画整理が進んでいない様子もうかがえる。
なお、1899年(明治32年)から1945年(昭和20年)まで、要塞地帯法により函館山の撮影・測量・模写・入山が禁止されていたため、津軽要塞だった函館山は曖昧に描かれている。

(函館市中央図書館所蔵)

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